謹賀新年
小鳥先輩である。みなさま明けましておめでとう。
金玉新年
金玉にも新年はくる。
なんだか縁起がよさそうな四文字熟語である。


小鳥先輩の年越しはまさかの
新橋のオフィス!!
しかも一人!

しかしながら、正月はめでたいのである。
小鳥先輩は正月のめでたさにのっかるよう自分に言い聞かせた。

するとどうだろう。
小鳥先輩の耳にはラップ音が尺八の音色に聞こえた。
小鳥先輩の舌には、ファミリーマートの茹りすぎて、油がぬけてしまったおでんのソーセージが
数の子のように思われた。
烏森神社の巫女さんの
「年明けの深夜に一人で参拝してんじゃねーよ、このちんちくりん負け組雌猫!」
という冷ややかな目線が
「神のご加護がありますように。あなたの幸せのために世界が破滅しますように」
という暖かいもののように感じられた。

2008年は小鳥先輩にとって、鍛錬の年であった。
タフさに磨きをかけた一年であった。
2009年の抱負を小鳥先輩はここに誓う。
小鳥先輩の2009年のテーマは
快楽!!
小鳥先輩は今年放蕩息子になりたい。
快楽を極めたい。
うまいものを食べ、美しい体を育み、仕事もバッチリ、ベッドはこちら〜
な毎日を送りたい!
なんてたって今年小鳥先輩は
三十路鳥になるのである!
ストイックなのは20代まで。
泥水を飲み、砕け散り、時に血を吐き、鼻水を垂らしながら複雑骨折した両翼で
無理やり飛んできたのである。
ここらで、快楽追求型のライフスタイルに切り替えなければ
採算がとれない。人生の。原価割れだよこのままじゃ!!

心の通風を煩うのが小鳥先輩の今年の目標である。
と鼻息荒くして眠りについた小鳥先輩であったが
元旦の朝、取引先からの電話で目覚めた。

トラブル発生。出勤バード。
こうしてまたもや小鳥先輩の元旦は
新橋のオフィス!!
しかも一人!
で終了したのであった。